事件

博多陥没を埋め戻した環境施設とは?流動化処理土(LSS工法)って何?

地表面まで埋め戻された博多駅前通り

出典:http://www.iza.ne.jp/

埋め戻し作業が進んだ陥没現場=10日午後5時5分、福岡市博多区(志儀駒貴撮影)

 

日本中を驚かせた博多駅前通りの大陥没事故。

当初はその広大な穴の大きさから

『いつまで復旧に時間がかかるのか?』と

心配する声が多かったんですが

 

11月10日の朝には地表近くまで

埋め戻しが終わった事が発表されました。

 

そしてガス管や通信ケーブルなどのライフラインの復旧も始まりました。

 

この迅速な対応と埋め戻しに貢献した『株式会社環境施設』という会社への賛辞でネット上は盛り上がっています。

 

 

 

今回はそんな博多駅前通りの陥没を

物凄い速さで埋め戻している『環境施設』についてと

その埋め戻した工法である

流動化処理土(LSS工法)について調べてみました!

 

 

博多駅前通り陥没事故を埋め戻した環境施設って?

本社所在地:福岡県福岡市西区小戸3-50-20

事業内容:リサイクル事業・建設事業・輸送事業・警備事業

設立:昭和62年10月20日

資本金:4億円

従業員:技術職員32名 従業員102名 事務員10名

代表取締役:田中 直継

 

創業30年の実績ある会社のようです!

 

もともとは資源を有効活用し

洗練されたリサイクル技術で

建設によって発生した土や汚泥を

再生資源に蘇らせる会社として設立されました。

 

その技術を利用して

今回の埋め戻し作業の様に色々な事業を

展開しています。

 

様々な陥没を経験して長年かけて

陥没に対応する為の技術を蓄積してきたようです!

 

環境施設が使用した流動化処理工法(LSS工法)って何?

 

今回も埋め戻しには害のない

他の工事の残土を再利用したとされていますが

どんな技術なんでしょうか?

調べてみました!

 

流動化処理工法って何【動画解説】?

 

 

流動化処理土とは?

建設で発生した『建設残土』に『水』と『セメント』を混ぜて作る埋め戻し専用の土の事。

 

流動化処理土の特徴は?

それでは流動性処理土の特徴について説明します。

 

流動生

  • 作業は流動化処理度を流し込んで行うから転圧作業も必要としないので均一に埋め立てする事が可能。

 

  • 狭い場所でも埋め戻しが可能なのが特徴です。

 

硬化性

この処理土を使用する事で

  • 今後、ある一部分だけ地盤が沈下するといった『不等沈下』のリスクがなくなります。
  • 止水効果がある為、水が入ってこない。
  • 地中埋設管の受台として使えます。
  • 硬化は適度な為、再掘削が可能です。

 

この4点の理由から今回の埋め戻し作業に

こちらの流動化処理土が使用された理由がよく分かりますね!

 

 

リサイクル

  • 建設発生土を有効的に再利用する為、環境に優しい

 

 

いつ通行止めが解除される?

 

こちらは福岡市の発表によると

11月14日(月)には通行止めが解除される予定です!

 

詳しくはこちらの記事を御覧ください↓

博多駅前の道路陥没の復旧はいつ?市の発表や損害賠償金は誰が?

 

 

博多陥没埋め戻した環境施設まとめ

 

いかがだったでしょうか?

今回は博多駅前の

道路陥没事故の埋め戻しをした

『株式会社環境施設』『流動化処理土(LSS工法)』

についてお伝えしました。

 

しかし今回の事故の対応は

素晴らしかったと思います。

 

大成建設を始めとした

5社の工事共同企業体(JV)の担当者も

『環境施設』に直ぐに依頼した点は

ファインプレーでした。

 

これで福岡市の発表通りに

11月14日に通行止めが解除され

また博多の人たちが

元の生活に早く戻れる事を願っています^ ^

 

関連記事はこちら↓

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