シミは顔にできるものと思っていたのに、いつの間にか背中にシミができていた!なんてことはありませんか?
背中のシミにはよく見ないとわからないものから、背中一面にできるシミまで大きさはそれぞれです。
その背中のシミのせいで著る洋服が限られてしまったり、海水浴に行っても背中を露出することができずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
これから結婚式でウェディングドレスを着たいと考えている方は一生に一度の思い出に背中のシミを残しておきたくないですよね!!
そんな悩みの原因は早く消してしまいたいですね!
しかし、背中にできるシミには気をつけなくてはいけない種類のものもあります。
なので今回は、背中にできるシミの原因と、治療方法を解説していきます。
背中にできる病気が原因のシミ
背中にシミができてしまった!と思っていても中には病気を疑われる場合もあります。
次のような症状の時はシミではなく病気を疑って早めに皮膚科を受診して、治療を開始しましょう。
癜風(でんぷう)
読みにくい字ですが、でんぷうと読み、「癜風菌」というカビの一種が背中に付着することで発症します。
背中にカビ?と思いますが「癜風菌」は、もともと人が持っている常在菌の一種で、ジメジメや汗や皮脂を好みます。
癜風という病気のシミの色は、は茶色っぽい場合以外に白っぽいこともあるそうです。
癜風の特徴としては治療しないで放っておくと、どんど広がってしまうことです。
普通のシミは消えにくいことはあっても治療しなくても短期間では広がらないので、この病気のだと気づくことができると思います。
花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)
白い肌の人が日焼けすると赤くなって引いていきますが、そのような白い肌で赤くなりやすい肌質の人に多く発症します。
日焼けして一旦引いて、しばらくしてから現れるのでわかりにくいのですが、その名の通り花弁が散ったような形をしているので形が変だなと思って背中の病気だと気づくことができるかもしれません。
この病気が発症する身体の場所は背中から肩にかけて出ることが多く、強い紫外線を浴びることが原因で発症することがほとんどです。
日焼けすると赤くなる肌のタイプの方、日焼け後はヒリヒリしてしまう方、そして水ぶくれになりやすい方は花弁状色素班になりやすい体質だそうなので注意が必要です。
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
こちらも背中の病気の一種で、読みにくいですが、しろうせいかっかしょうと読みます。
属名「年寄りイボ」ともいわれるもので「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれています。
この「脂漏性角化症」という背中の病気の原因は、「年寄りイボ」という属名があるように、加齢や遺伝・体質・シミと同じように日焼けでお肌のターンオーバーが悪くなったからというのもあります。
またお肌の乾燥対策を怠っていて、角質がお肌に残ってしまうような循環が悪くなってしまうと起きてしまいます。
名前では老人の方に出来やすいとありますが、若くてもできることがあるので注意が必要です。
症状としては、イボと名前がつくだけにざらざらしているもので、最少は1,2ミリと小さいのですが、治療しないで放っておくとだんだん大きくなってしまいます。
また、大きくなるだけだはなく数も増えていってしまうこともあるので、小さくて数の少ないうちに早めの治療として取ってしまう方がいいそうです。
背中にできる病気が原因のシミの治療方法
通常のいわゆるシミではなく、先ほど紹介した三種類の背中病気だったら?と不安になってしまいますよね。
そこで、皮膚科での治療方法について解説します。
癜風(でんぷう)の治療方法
癜風菌が原因の「癜風」という背中などのシミの病気の治療方法ですが、普通の皮膚の病気と同じように塗り薬や飲み薬での治療ができます。
塗り薬での治療としては、抗菌力のあるイミダゾール系の塗り薬が処方されます。
背中のもっと広範囲に広がってしまった場合は、飲み薬が処方されることが多いです。
先ほど書いたように癜風菌は汗や皮脂を好む菌なので背中は洗いにくい場所ではありますが、できるだけ清潔にするようにしましょう。
花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)の治療方法
強い紫外線などが原因で背中にできる病気のシミである花弁状色素班を早く治したい場合の治療方法は、皮膚科でおこなうレーザー治療です。
レーザーはちょっと抵抗があるという方は、時間をかければ自然に消えていくので安心してください。
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)の治療方法
加齢や乾燥などが原因の背中の病気「脂漏性角化症」の皮膚科での処置の方法ですが、こちらの病気はイボになるので取るという治療方法になります。
液体窒素(なんとマイナス200度!)を綿棒などに含ませてイボにあてて凍らせて取るという治療です。
凍らせて1,2週間するとかさぶたになって取れてくるので、それを待つ方法です。
少し痛みを伴う治療になりますがイボは放っておくと増えてしまう為、数が少なく小さいうちに取ってしまった方がいいでしょう。
痛いのは嫌だ!という方は、炭酸ガスのレーザー治療でもイボは取れます。
こちらはテープやクリームの局所麻酔で麻酔をしてから施術をするので、麻酔が効いて痛みは感じません。
よほどの数の多さでなければ一度で完了することが多く、施術のあともしばらくは残っても何か月かで自然と消えていきます。
この方法の治療だと保健適用外になる場合もありますが、治療費用の目安としてはイボ1ミリの大きさあたり2000円〜3000円ほどです。
背中にできる病気のシミを予防する方法
背中の病気にならない為には、衛生面・日焼け・加齢・乾燥に気をつけなければいけません。
その為には、背中も顔と同じようにケアをする必要があります。
花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)の予防方法
まずシミといえば日焼けが大敵ですよね?
花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)の原因も紫外線や日焼けにあります。
夏場などは特に肌の露出が増え、自分が思うよりもっと顔だけではなく、背中も紫外線を浴びています。
日焼けをするとシミになってしまうので、顔だけではなく背中の露出しているところにも日焼け止めを塗るようにしましょう。
背中まで日焼け止めを塗るのは大変だし面倒というような場合は、外に出るときだけでも軽い羽織りものを羽織ったり(今はUV加工のものも良く見かけますね)ストールを巻くのもいいですよね。
癜風(でんぷう)の予防方法
予防方法としては汗や皮脂などの汚れを溜めないことにあるので、極度に汗をかいた時はシャワーを浴び、その際にきちんと背中も洗い清潔にすることです。
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)の予防方法
脂漏性角化症の予防方法には保湿が最適です。
冬場など顔だけではなく背中も乾燥してしまうので、背中にも保湿クリームを塗るようにしましょう。
共通の背中シミの予防方法
背中にできる病気のシミ全般に言える予防は、ビタミンCなどシミやお肌の回復に効果があるという栄養素を積極的に摂ることです。
食事から摂ることが難しい場合は、サプリメントを利用してもいいですよね。
病気に対する抵抗力がきちんと働くよう、またシミのない美肌を保つため、充分な質の良い睡眠や栄養バランスのとれたお食事で、肌の新陳代謝の機能を保たせることも大切です。
背中にできるシミは病気?まとめ
背中の病気とシミの違い、その治療方法や予防について解説しましたがいかがでしたか?
これからは、顔だけではなく、背中のシミにも気をつけて、露出が高くなる夏に向けて予防や対策をしてきましょう!
悩みを改善して、楽しい夏にしましょうね♪
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